🧑🤝🧑 世界の民族・人びと
People of the World。国境を越えて暮らす人びとを、地域ごとに紹介します。伝統だけでなく、今の暮らしも一緒に。
ナワ族
🗣 使用言語
ナワトル語(各方言)、スペイン語
👥 人口の目安
約260万人以上(2020年)、ナワトル語話者は約165万人でメキシコ最大の先住民言語話者集団
👘 伝統衣装
女性は貫頭衣のブラウス「ウィピル」や三角形の肩掛け「ケチケミトル」、ショール「レボソ」を着用し、地域によっては刺繍を施したブラウスや腰巻スカートが伝統的な装いとされる。
🏠 住居
サトウキビの茎や木材、日干しレンガ、石などで作られた一部屋の家屋が一般的で、屋根には茅葺きまたは瓦が用いられる。
🍲 食文化
トウモロコシ、豆、小麦、大麦、唐辛子、タマネギ、トマト、カボチャなどを栽培する伝統的な焼畑農業を営み、羊や牛の飼育、儀礼や商業用の樹脂「コパル」の採取も行われる。
🎵 音楽・踊り
収穫祭や地域の祝祭では、笛や太鼓を用いた儀礼的な舞踊が伴われることが多い。
🎉 行事・祭り
地域の守護聖人を祝う祭りが各地で行われ、プエブラ州クエツァランでは「ウィピルとコーヒーの祭り」として伝統衣装を披露する行事や舞踊、美人コンテストが催される。
🙏 信仰・価値観
カトリック信仰と、アステカ(メシカ)に由来する先スペイン期の宗教的要素が融合した信仰形態を持つ。
📜 歴史
アステカ帝国(メシカ)を築いたのもナワ系の人々であり、1519~1521年のスペインによる征服では、トラスカラなど一部のナワ系集団がスペイン側と同盟してアステカ帝国と戦った。
🏙 現代の暮らし
メキシコ最大の先住民集団として中部(プエブラ、ベラクルス、イダルゴ、ゲレーロなど)に暮らすほか、近年は米国のニューヨークやテキサス、カリフォルニアへの移住者コミュニティも形成されている。ナワトル語の単一言語話者は減少傾向にある。
🇯🇵 日本との関係
2023年に東京国立博物館で開催された特別展「古代メキシコ―マヤ、アステカ、テオティワカン」では、ナワトル語を話す人々が築いたアステカ王国(テノチティトラン)の至宝が紹介され、日本で大きな話題となった。
🌍 関連する国
出典: https://en.wikipedia.org/wiki/Nahua_peoples(2026-09-01時点) / https://www.britannica.com/topic/Nahua(2026-09-01時点)