🧑🤝🧑 世界の民族・人びと
People of the World。国境を越えて暮らす人びとを、地域ごとに紹介します。伝統だけでなく、今の暮らしも一緒に。
アイヌ
🗣 使用言語
アイヌ語
👥 人口の目安
北海道内で約1万3,000人(公式調査による人数で、実際にはこれを上回るとされる)
👘 伝統衣装
樹皮の繊維で織った衣「アットゥシ」などに刺しゅうを施した衣装を儀礼の際に着用し、袖口や裾の文様には悪霊を防ぐ意味が込められている。地域によって「チカルカルペ」「ルウンペ」など文様や技法の異なる木綿衣も伝わる。
🏠 住居
茅や葦、木の皮などの自然素材で葺いた寄棟造りの住居「チセ」が伝統的な家屋で、中央に炉を置き、正面の窓は神が出入りする窓として大切にされた。
🍲 食文化
サケが遡上する川での漁や、シカなどの狩猟、山菜やドングリなどの植物採集を組み合わせた自然の恵みに根ざした食生活を営んできた。
🎵 音楽・踊り
口琴「ムックリ」の演奏や、鶴の姿を表す「鶴の舞」、女性が黒髪を振る「黒髪の踊り」などの伝統舞踊、輪唱形式の歌「ウポポ」が伝わる。
🎉 行事・祭り
捕らえたヒグマの魂を神々の世界へ送り返す儀礼「イオマンテ(熊送り)」が代表的な儀式で、酒や供物のイナウを用意して数週間かけて準備が行われる。
🙏 信仰・価値観
人間の世界と神々(カムイ)の世界という二つの世界観を持ち、火や水、動植物など生活に欠かせないものや人の力の及ばない自然現象を神として敬うアニミズム的な信仰を伝えてきた。文字を持たず、知識や物語(ユーカラなど)は口承で継承された。
📜 歴史
北海道・樺太・千島列島を中心に独自の文化を築き、擦文文化などを経て13世紀ごろまでにアイヌ文化が成立したとされる。明治以降の同化政策により言語や文化の継承が困難になった時期を経て、2008年に国会でアイヌ民族を先住民族とする決議が採択され、2019年には「アイヌ施策推進法」が施行された。
🏙 現代の暮らし
アイヌ語の学習や伝統工芸・儀式の継承といった文化復興の取り組みが各地で進められており、2020年には北海道白老町に国立アイヌ民族博物館を含む「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開設された。
🇯🇵 日本との関係
アイヌは日本政府が2019年の法律で正式に先住民族と位置づけた、日本列島北部を先住の地とする民族である。
🌍 関連する国
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/アイヌ(2026-09-01時点) / https://www.ff-ainu.or.jp/web/learn/culture/manual/index.html(2026-09-01時点) / https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00479/(2026-09-01時点)